凶器か芸術か?ジャニーズ歴代面白ペンライトの誕生秘話と2026現在
ジャニーズ(現STARTO ENTERTAINMENT)のコンサート現場において、長年にわたりファンの熱狂と困惑を生み出してきた特殊な文化があります。それが、一般的なスティック型の概念を根底から覆す「面白ペンライト」の存在です。毎ツアーのグッズ画像が解禁されるたび、SNSのトレンド欄には「なぜその形にした」「遠征荷物に入らない」「もはや物理的な凶器では」という悲鳴と歓喜が入り乱れてきました。
単なる応援ツールの枠組みを飛び越え、時に銃や鈍器、時に精巧なたこ焼きやイチゴへと姿を変えてきたペンライトたち。2026年現在、無線遠隔制御システムが主流となった最新のドーム・アリーナ公演においても、かつて平成から令和初期にかけて生み出された伝説の造形美は、色褪せないカルチャーとして愛され続けています。本稿では、ファンを騒然とさせてきた歴代の名作・迷作ペンライトの誕生背景から、客席で起きた珍事件、そして最新の公式レギュレーションまでを徹底的に検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:KAT-TUNの銃・鈍器型や関ジャニ∞のたこ焼き型など、伝説のデザインはメンバー自身の強烈な世界観の提示と「ファンを楽しませたい」というサービス精神から誕生した。
- 要点2:空港の手荷物検査で怪しまれる、バッグの容量を圧迫するなど物理的な苦労を伴いながらも、その不便さこそがファンにとって唯一無二の「現場体験」として美化されている。
- 要点3:2026年現在のSTARTO公演では演出と連動する無線制御ペンライトが定着しつつも、歴代のトンチキ造形精神は記念グッズや細部のギミックへと継承されている。
【なぜその形に?】ジャニーズトンチキペンライトが生まれた決定的背景
「一体なぜその形に?」――ファンから「もはや凶器」「トンチキすぎる」と語り継がれるジャニーズの面白いペンライトたち。その最大の理由は、「客席のファンを単なる観客ではなく、コンサートの世界観を構成する共犯者・登場人物に仕立て上げるため」という、極めてコンセプチュアルな演出意図にあります。
一般的なアイドル現場におけるペンライトは、推しのメンバーカラーを灯すためのシンプルな筒型が基本です。しかし、旧ジャニーズ事務所の舞台制作陣やメンバーたちは、「会場に入った瞬間から非日常の物語に没入してほしい」という強烈なクリエイティビティを発揮してきました。当時のコンサート演出担当者やメンバーのパンフレット対談などを振り返ると、「ただ振るだけでなく、手にした瞬間に思わず笑ってしまうような驚きを提供したい」という共通の哲学が浮かび上がります。
さらに、事務所伝統の「トンチキ美学」も大きな推進力となりました。一見すると突拍子もないネーミングや衣装、楽曲を、超一流のパフォーマンスと圧倒的な顔面力で正当化してしまう独自の文化です。ペンライトも同様に、「悪ふざけスレスレの立体造形を、何万人ものファンが東京ドームで真顔で掲げる」という集団的アイロニーこそが、ジャニーズエンターテインメントの真骨頂だったといえます。
【伝説の歴代まとめ】KAT-TUNの「銃と鈍器」から関ジャニ「たこ焼き」まで
歴代のジャニーズコンサートグッズ詳細まとめを紐解くと、各グループの個性が極端な形で具現化した象徴的なアイテムがいくつも存在します。ここではファンの間で「面白ランキング」上位の常連となっている伝説のペンライトをピックアップします。
1. KAT-TUN:海賊刀からピストル、そして伝説の「鈍器」へ
ジャニーズペンライト史において「武器路線」を不動のものとしたのがKAT-TUNです。2009年の『Break the Records』ツアーで登場した「海賊刀型」を皮切りに、2015年の『quarter』ツアーではリアルなトリガー機構を備えた「ピストル(銃)型」が登場。黒とゴールドを基調としたハードボイルドな造形は、客席全体がまるで巨大な銃撃戦の舞台であるかのような異様な光景を作り出しました。
極め付きは2018年の『CAST』ツアーで販売された、手首に巻き付ける「ナックルダスター(メリケンサック)風ペンライト」です。ファンからは即座に「公式から支給された鈍器」「自衛用グッズ」と命名され、ネット上で大反響を呼びました。2019年の『IGNITE』では火炎放射器のトリガーを模したデザインが登場するなど、一貫して「敵陣に乗り込むための武装」という独自路線を貫きました。
2. 関ジャニ∞(現SUPER EIGHT):細部まで作り込まれた「たこ焼き」の真相
KAT-TUNがダークヒーローなら、徹底的にコメディと郷土愛を突き詰めたのが関ジャニ∞です。なかでも語り草となっているのが、2016-2017年のドームツアー『関ジャニ'sエイターテインメント』で発売された「光るたこ焼き棒」です。
このグッズの真相は、メンバーの横山裕や村上信五らがMCで明かした通り、「大阪発のグループとしてのアイデンティティを、どこまで本気でふざけて形にできるか」という挑戦でした。棒の先端に鎮座するたこ焼きは、ソースの照りや青のり、鰹節の質感まで精巧な樹脂成形で再現。さらに、持ち手部分を外すと本物の舟皿を模したパッケージに収められるという無駄なまでのこだわりようでした。続く2019年の『十五祭』では巨大なキャンディ型、2022年の『18祭』では本物のうちわと見紛うサイズ感のペンライトを投入し、ファンを常に驚かせてきました。
3. NEWS:コンセプチュアルな物語を紡ぐ「世界観の鍵」
NEWSの歴代ペンライトデザイン理由は、4部作アルバム(『NEVERLAND』『EPCOTIA』『WORLDISTA』『STORY』)に代表される、徹底した物語性にあります。『NEVERLAND』では魔法の国を開く「炎のトーチ」、『EPCOTIA』では「宇宙船(スペースシャトル)」、『STORY』では物語の結末を解き明かす「巨大な鍵」を模したデザインが採用されました。単なる変な形ではなく、「演出の小道具としてファンが劇中に参加する」という演劇的アプローチが貫かれていたのが特徴です。
4. Sexy Zone(現timelesz):公式キャラ「セクベア」の立体化
Sexy Zoneのペンライト史で外せないのが、公式キャラクター「セクベア」を立体化したシリーズです。2018年の『repainting Tour』などでお披露目されたセクベア型ライトは、松島聡の豊かなアイデアとファンへの愛情が凝縮された愛らしいデザイン。可愛らしさ全開の造形でありながら、ヘッド部分が非常に大きく、バッグの中で圧倒的な存在感を放つ「愛ゆえの持ち運び難度」がファンの間で愛着を持って語られました。
【徹底比較】歴代トンチキ&面白ペンライトのスペック・危険度データ
歴代のジャニーズ公式ペンライトの中から、特に造形や仕様が際立っていたモデルを客観的に比較・検証します。価格やサイズ感、現場でのインパクトを一覧表にまとめました。
| グループ名・ツアー年 | モチーフ・詳細データ | 当時の定価(税込) | 編集部の見解・現場での評判 |
|---|---|---|---|
| KAT-TUN 2015年『quarter』 | 拳銃(ピストル)型 リアルな銃身とトリガー設計 | 1,600円 | 手荷物検査で二度見される危険度No.1。客席の暗闇で無数の銃口が光る圧巻の景色を演出。 |
| 関ジャニ∞ 2016-2017年『エイタメ』 | たこ焼き棒型 食品サンプル級のリアルな質感 | 1,600円 | トンチキの金字塔。点灯させると美味しそうに光る異次元の仕様で、遠征時のパッキング難度最高峰。 |
| KAT-TUN 2018年『CAST』 | ナックル・手首装着型 「公式支給の鈍器」と話題 | 1,800円 | 物理的攻撃力を想起させる重量感。手首に固定するため「落とさない」という実用面での高評価も。 |
| NEWS 2018年『EPCOTIA』 | ロケット・宇宙船型 機体後部から光が噴射 | 2,000円 | 世界観とのシンクロ率が極めて高く、コンサート演出の一翼を担う装置として完成度が高い。 |
| ジャニーズWEST 2015年『パリピポ』 | パリピポ奴(ヤツ)型 マスコット頭部が巨大発光 | 1,500円 | 持ち手に対してヘッドが極端に大きく重い。長時間のコンサートでファンの前腕筋を鍛え上げた。 |
【実態検証】「もはや凶器?」ファンの生の声と遠征手荷物検査のリアル
これらの個性的な造形は、ファンコミュニティにおいて数々の伝説的なエピソードを生み出してきました。SNSやネット掲示板を調査すると、微笑ましくも壮絶なファンの生の声が浮き彫りになります。
特に話題を呼んだのが、空港の保安検査場における「銃型ペンライト事件」です。地方から東京ドームや京セラドームへ飛行機で遠征するファンが手荷物検査のX線検査機を通した際、KAT-TUNのピストル型ライトがモニターにシルエットとして映し出され、「係員が一瞬息を呑んでモニターを二度見した」「バッグを開けて『KAT-TUNですか?』と確認されて恥ずかしかった」といった報告が毎年のように投稿されました。
また、遠征時のパッキング事情も深刻でした。関ジャニ∞のたこ焼きペンライトやNEWSの大型ライトは、球体や突起物が多いためスーツケース内のデッドスペースを生み出しやすく、「壊さないようにプチプチ(緩衝材)で何重にも巻いた結果、荷物の3分の1がペンライトで埋まった」という嘆きが続出。それでもファンは「この荷物の煩わしさこそが現場に向かう実感」と語り、苦労すらもエンタメとして昇華させていったのです。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|デザイン誕生の舞台裏
ネット上では時に「グッズ担当者がウケ狙いで適当に奇をてらっているだけでは」という冷ややかな声が見受けられますが、これは完全な誤解です。現場の舞台裏を取材すると、これらの立体造形グッズは「限界ギリギリのコスト制約と安全基準の中で試行錯誤された結晶」であることが分かります。
コンサートグッズの製造において、既製品のスティック型にロゴを印刷するだけであれば原価は低く抑えられ、金型代もかかりません。しかし、完全オリジナルの金型(モールド)を起こして立体成形を行う場合、莫大な初期開発費が発生します。それでも数千円程度のファンが買いやすい価格帯に抑え、かつ万が一客席で落としたり他人に接触したりしても大怪我をさせないよう、角の面取り(丸みを持たせる加工)や軽量化プラスチックの選定など、極めて厳格なプロダクトデザインが施されています。
ふざけているように見えて、製造工程はどこまでも真剣。この「大人が莫大な予算と高度な金型技術を注ぎ込んで本気で遊ぶ」というスタンスこそが、ジャニーズグッズが長年にわたりファンの心を掴んで離さない本質的な理由です。
【プロの結論】カルチャー分析と2026年現在の公式持ち込みルール
【文化人類学的視点】ファンが「変な棒」を握りしめる儀礼的意義
文化人類学や現代社会学の視点から見ると、コンサートにおけるペンライトは単なる照明器具ではなく、「集団儀礼におけるレガリア(象徴的聖具)」の役割を果たしています。暗闇の中で同じ形、同じ光のシンボルを一斉に掲げる行為は、日常の社会的属性(年齢、職業、家庭環境)を脱ぎ捨て、同じ物語の構成員として強烈な連帯感(コムニタス)を獲得するための装置です。
銃を持つことで観客は「KAT-TUNの不敵な世界を共に生きるアウトロー」となり、たこ焼きを掲げることで「関ジャニ∞の陽気な宴を共創する仲間」となる。この記号論的な一体感の獲得装置として、奇抜なペンライトは極めて機能的に働いていたと結論づけられます。
2026年最新:STARTOペンライト仕様と現在の持ち込みルール
2026年現在、STARTO ENTERTAINMENTの現場では、無線遠隔制御技術(SynchroToneやFreフラ等のDMX連動システム)を搭載したペンライトが定着しています。これにより、演出側が会場全体の光の色や明滅を一括制御し、客席を巨大なイルミネーションビジョンとして活用する演出が標準化しました。
これに伴い、公式のレギュレーションもより明確化されています。過去の面白ペンライトを愛でるファンにとって知っておくべき最新の判断基準は以下の通りです。
- 推奨される人:該当公演の「最新ツアー公式ペンライト」を購入・使用する人。無線制御による最新の光演出に完全連動し、アーティストと一体となったステージ空間を100%体感できます。
- 持ち込みに慎重になるべき人:過去の面白ペンライトを持参したい人。公式ルール上、過去の公式グッズであれば持ち込み自体が許可されている公演もありますが、「無線制御の演出を妨げないよう点灯を控える指示」が出るケースや、過度に大型・高輝度の非公式品は周囲の視界を遮るため明確に禁止されています。最新の公演特設サイトの規約を必ず確認してください。
【ジャニーズ ペン ライト 面白い】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:過去の「銃型」や「たこ焼き型」ペンライトは現在のライブでも使えますか?
A1:STARTOの公式ルールでは、原則として「過去にジャニーズ・STARTO公式から発売されたペンライト」の持ち込みは認められている場合が多いです。ただし、近年は公演全体を無線で一括制御する演出が主流のため、会場アナウンスで「本公演の制御ペンライト以外の点灯はご遠慮ください」と案内されるケースが増えています。周囲の演出効果を損なわないためにも、最新ツアーのペンライトを使用するのが無難です。
Q2:銃型やナックル型のペンライトは、飛行機に乗る際預け荷物・手荷物のどちらが良いですか?
A2:ペンライト内部のリチウムコイン電池や乾電池の取り扱い基準により、基本的には「手荷物」として機内へ持ち込むことが推奨されます。ただし、KAT-TUNのピストル型などは保安検査場のX線検査で目視確認を求められる確率が非常に高いため、検査前にあらかじめカバンから出し、トレイに単独で載せて「コンサートのペンライトです」と係員に申告しておくとスムーズに通過できます。
Q3:なぜ最近のペンライトは以前ほど突飛な立体造形が少なくなったのですか?
A3:一番の要因は、内部に無線制御用の基盤や高機能チップを内蔵する必要があるためです。基盤配置の制約や重量バランス、電波の送受信精度を担保するため、どうしても握りやすいスティック型やトップが球体・ハート型の規格化されたボディが採用されやすくなっています。その代わり、光の階調表現や細部のグラフィック印刷など、別のベクトルで洗練された進化を遂げています。
まとめ:唯一無二のトンチキ文化が残したエンタメの熱狂
ジャニーズの歴代ペンライトが放ってきた強烈な個性は、単なる「おかしな形のグッズ」という枠を遥かに超え、ファンとアイドルがコンサートという祝祭空間を全力で遊び尽くすためのコミュニケーションツールでした。遠征先で荷物が入らず頭を抱えた時間も、手荷物検査で苦笑いした思い出も、すべてはそのライブを最高のものにするための愛おしいプロセスだったといえます。
制御技術の進化によって客席全体がハイテクな光のアートと化す2026年の今だからこそ、かつて職人たちとアイドルが金型から情熱を注ぎ込んだ「アナログで無骨なトンチキペンライトたち」の価値は、ファンカルチャーの伝説としてこれからも語り継がれていくはずです。 (出典: ジャニーズ ペン ライト 面白い(Yahoo!ニュース))